「どうかしちゃったツーリング」向けトライアル
モンキー犬吠埼ツーリング

2004年8月9日 月曜日


今年1月からモンキーに乗り始め、はや7ヶ月。
運転にもだいぶ慣れ、ツーリング欲求も高まってきた8月。
少し前に千葉市の稲毛にカジバのプラネットを見にソロツーして、調子に乗っていたこともあり、今回は目的地を犬吠埼に設定。
8月9日の月曜日に夏休みを取り、この日にツーリングを行うことにした。
そもそも今回のツーリングは、10月に予定している「どうかしちゃったツーリング」のための練習という意味もある。
途中でトラブルなどがあると困るので、前日にレッドバロンでエンジンオイルを換え、ガスを満タンにし、チェーンクリーナーでチェーン掃除をした。
出発を明日に控え、一人で行くつもりで、目的地を犬吠埼に設定したとS氏にメールし、就寝。
翌朝、メールをチェックすると、一緒に行こうと返信があり、急遽、取手駅で合流することになった。

出発前にチェーンオイルをたっぷり塗って出発準備完了。
犬吠埼で温泉に入るので着替えのTシャツとパンツをリュックに詰める。


記録用にメーターを撮影。
総走行距離は約250kmほどになる予定。

出発後、近所のコンビニで朝飯を食い、6号線を北上。
30分ほどで取手駅に到着。

先ほどの電話ですぐに出られると言っていたS氏が、待てど暮らせどやってこない。
モンキーにゴジラロックをかけ、駅周辺を探してみる・・・が、いない。
私はせっかちで気が小さいので待つのは嫌いだ(待たせるのはもっと嫌いだ)。
ただぼんやり待っているのもやるせないので、近所のコンビニで本日発売のヤンマガを買って、読みながら待つことにした。

熊田曜子、サイコ〜。

それから15分もすると取手駅ロータリーに聞き覚えのあるエキゾ―ストノートが響いた。
「ハっ!?」と顔を上げると、S氏の姿が。しかも気づかないで通り過ぎてるし。
急いで追い掛け、声をかける。

(後で聞いた話だが、すぐに出るよと電話で言っておきながら、ペットのオウムに餌をやり、前から使い勝手の悪さが気になっていたチェンジペダルを換え、その上、ブレーキペダルがステップと当たって音が出るところにラバーを挟んだり、チェーンにオイルを差したりとずいぶん色々やったらしい。
おかげでこっちは、ヤンマガを買う羽目に・・・いや、毎週買うんだから買うのはいいのだが、それを背負って250kmを走る羽目に・・・。)

到着し、きょろきょろしているS氏に声をかけ、無事合流。
私を見るなり、背中のリュックをさし「ありえない」と言葉をもらす。
どうやらロングツーリングでリュックをしょっているなど、あり得ないそうなのだ。
中身は、ゴジラロックと着替え(犬吠埼で温泉に入るつもり)と、待っている間に買って読み途中のヤンマガ。
教訓1「ロングツーリングではリュックは背負わない」
教訓2「ヤンマガとか買わない」
とりあえず、一番重いゴジラロックはリアキャリアに巻き付けておくことにした。
すげー軽い。これならダイジョウブと、犬吠埼を目指して出発。
あとでヒドイ目にあうけどね。
取手発午前11時。

利根大橋を渡って6号線を南に、橋を渡ってすぐの交差点で左に折れ、国道356号線に乗る。
これをずーっと東に進めば銚子につくのだ。
しばらくは快調に進むが、トラックなどでけっこう詰まっている。
すり抜けようにも道が狭く、路肩の状態も悪い。
対向車もトラックが多く、行き違いの時の風圧が凄い。
バタバタする服装で来たことをうらむ。しかも袖口のボタンも留めてないから袖がボワーってなるし、襟も留めてないから砂粒が飛んできて痛ぇし。
教訓3「バタバタする服を着てこない」
教訓4「ボタンはしっかり留める」
更に進むも、ちょっと辛くなってきたので成田付近で国道408号へ右に折れ、渋滞回避。


S氏が成田市国道408号沿いのガソリンスタンドで給油。午後12時12分。
プラグの調子が悪いってことで、成田でホームセンターに寄ることにし、成田山を横目でちらっと見ながら走る。
しばらく迷ってホームセンターを探したが、着いてみるとスポーツ用品店になっていた。
顔を見合わせて笑う。笑うしかない。
しょうがないので、そのまま進むことに。
それにしても暑い。
暑すぎる。コンビニで水分補給。


駐車場で飛行機をバックにモンキーと撮ろうと言うことになったが、案外難しく失敗の山。
ゆっくりのようで結構速い飛行機。

さ、気を取り直して出発、出発。


国道51号から東総有料道路へ入る。
料金所で20円払う。原付バンザイ!
そしてこの東総有料道路に入ったのが大正解。
走りやすい道、車も少なく、適度な起伏とカーブ、森の中を走るようなロケーションもまずまず。
走行中の写真撮影をしなかったことが悔やまれる。
途中、サービスエリアでトイレ休憩。多分午後1時くらい。
ブドウやカボチャなんかを売っていて、おみやげに買っていきたいなぁと思うが、モンキーでは無理。


銚子を目指して更に進む。
国道126号にぶつかって左折。
またちょっと道が狭い・・・しばらくガマンして進む。
無理にトラックを追い抜いたらあとでS氏に叱られた。
教訓5「高校生の乗るスクーターのような追い抜きは厳禁」
この辺で私のモンキー1回目の給油・・・だったと思う。午後1時35分。


やがて2車線の道路へ出た。
銚子はもうすぐだ(多分)。


左手に風車が見える道をひたすら進む。
平坦な道で走ってもあまり面白くない。




風車をバックに撮影。
さっきはあんなに小さかった風車も近づくとこんなに巨大。
電気作れ〜。

この時点で、帰りの時間を計算すると、犬吠埼まではムリではないかとS氏が言い出す。
確かにムリかもしれないが、が! ココまで来たらもっと行きたいのである。
私の帰り時間の都合を考えて言ってくれたのを、あっけなく却下してスミマセン。
そういうわけでわがままを押し通し、限界ギリギリまで犬吠埼を目指していこうと言うことになった。

決意も新たにどんどん進むS氏と私。モンキーのエンジンが唸る。
S氏のマフラーも唸る。私のリュックはどんどん肩に食い込む。

やがて銚子に入り、犬吠埼は目と鼻の先!
空気が一気に冷たくなり、潮の香りが漂う。
海が見えた。
う〜み〜〜〜!!


起伏の激しい海の見える道をひた走る。
のぼり坂は辛いが下りは快適。
うっひょ〜〜〜〜と叫びながら走る。
途中で、海に降りる道があり、そこにビキニ姿のお姉さん数人を発見。
海から上がってきたようだった。
「うぉ〜、海サイコー!」とか言って調子に乗っていたら、前方を走るS氏が減速。
不審に思って速度を落とすと、白バイの姿が。
うひぃ〜・・・と背筋を寒くしながら通り過ぎる。

白バイをパスして、後ろを気にしながらしばらく進むと、また峠っぽい道に。
峠と言うほどではないが、私のノーマルモンキーだとけっこう限界。
必死でS氏についていったら、下り坂の左カーブを曲がったところで前が詰まっていて、あやうくS氏に激突するところだった。
なんとか止まれたものの、リアは滑ってました。リアタイヤがノーマルだったら激突してたね、と後でS氏に言われる。
教訓6「テクも無いのに無理に前走者を追い掛けない」


ひやひやドキっちょのプチ峠道を越え、さらに走ること十数分、ついに犬吠埼に到着。
ここまでの走行距離は約121km。午後3時くらいだったかな???

この岬への車両乗り入れは禁止のため、入り口付近の駐車場に停める。
停める際、ゴジラロックをしようか迷っていると「せっかく持ってきたんだから使えば?」とS氏に嘲笑混じりのアドバイスをいただく。
チクショウ! 迷ってたんじゃないよ、使うよ! 使う気満々だよ!!
ガードレールにがっちりくくりつけましたとさ・・・。

灯台までの道は、この駐車場で車両進入禁止になっているのだが、他の連中がバンバン進入していてS氏は激しくブーたれていた。
「白バイはここでこいつらを捕まえればいいのに!!」
まぁまぁとなだめつつ、歩いて灯台に近づく。
教訓7「犬吠埼の岬では進入禁止だけどみんな入れてるよ」

つづく・・・>


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