朝練二回目 利根川河川敷入門コースだぁ〜!
哀しみのグリップエンド ツーリング

2007年7月28日 土曜日 早朝



本日は、朝練2回目。S氏のコーディネートで「利根川でオフ遊び!」に決定。
この案は結構前から提示してもらっており、今回、そろそろオンロードばかりじゃね・・・ということで、行くことになった次第。

今回もいつものように、突然予定が決まったのだが、S氏と約束をしたあと、N嬢を誘ってみた。
N嬢には前回の峠朝練の際にも声をかけてあったので、今回は話が早く、都合もいいと言うことであっさり参加決定。
事前にメールで打ち合わせ。
S氏から「トレッキングではなく、本格的なオフロードコース」「動き易い服、ブーツおよびプロテクターを用意せよ」「事故・怪我は自己責任で」「チェーンクリーナーおよびチェーンオイルを持ってくるように」との通達があった。
その旨をN嬢にしらせ、職場の帰り道でドラスタへよってチェーンクリーナーとオイルを購入。
ブーツは、少し前に買った足首まで隠れるタクティカルブーツを履いていくことに決定。
動き易い服・・・で、なおかつ汚れようが破れようがかまわない服・・・なんて都合の良いものはなかったので、作業服のツナギを着、その上にHONDAのライダースジャケットを着ることにした。
グローブがそろそろヘタってきたので、ドラスタでクリーナー&オイルと同時に購入。

帰宅すると、空気入れをもってこいとの追加オーダーが。
でも、持ってきてくれるようなことも書いてあったので「朝、考えよう・・・」と確信犯的に忘れることにした。(w

先日の朝練同様、この日も興奮からあまり眠れず、ウトウトしているとN嬢から「今から行きます!」とのメールが。すみません、メールで目覚めました。(^^;
のそのそ起き出し、顔を洗うなど身支度をする。
寝る前から微妙に痛かった右手首が激痛を放っている。体中にビリビリと響くくらい。
こうなると半日はおさまらず、酷いときはパンツをはくのもままならない。
この日の痛みは8割程度、着替えはなんとかこなせるが、歯磨きが動かせないくらいの痛みだ。
「こりゃ、走るまでに回復は無理だな・・・」と、しょんぼり思う。
しかしまぁ、今回はコース走行らしいので、撮影に気合いを入れれば良いではないか!と気分を切り替え、荷物などを準備し、このまえやらなかったチェーンの掃除を出発前に行う。
オイルをチェックするとけっこう減っていたので、それを注ぎ足したりしながらN嬢を待つ。

さて、そこうするうちに土曜日の午前3時55分、我が家へN嬢到着。
そこからS氏との合流場所へ向かい、3人で目的地へ移動することとなった。



ウチの近所のコンビニで、食料と水分を購入。
オレ、前日に朝練用パンを買ったのに、家に忘れた。orz
せっかくみんなで「美味しいね〜、ドボさんが買ってきたパン〜」なんつって、好感度アップしようと思ってたのに!!(>皿<)

ここで引き返して時間をロスしたら、「パンのために遅刻したの?!」って、アップするはずの好感度が逆にメタメタと下がってしまう・・・ので、パンは諦め、先を急ぐことに。

約30分ほどで合流地点に到着。
そして3人でオフロードコースへ移動。



S氏は前回と同じCRM80、オレがモンキーRT、N嬢がスーパーシェルパ。
「体格とバイクの大きさが反比例している・・・」とは、N嬢の言葉。
確かに、オレが一番大きく、次がS氏、いちばんチッチャイのがN嬢、バイクはその逆。(w

S氏とN嬢は初対面。とはいえまぁ、ミクシィでそれなりに概要は分かっているようなので、挨拶もそこそこに走り始める。

準備しているとき、S氏に「なぜ、オフ車の人は、コーナーを曲がっているときに内側の足を地面に着くような感じで外へ出すのか? あの足には理由があるんですか?」と訊いてみた。
「出す人もいるし、出さない人もいる。こけそうになったら足で調節したりもするし・・・」との答え。
う〜ん。。。どうもハッキリしない。


S氏は、CRMのミラーをハズし、タイヤの空気を抜くなどして準備。
期待通り、空気入れと差込口が90度に曲がるアダプターも持ってきてくれた。
「空気入れ、持ってきた?」
「持ってきてません」
「アダプターも持ってきたよ。入る?」
S氏が差し出すアダプターを受け取り、RTのリアタイヤの空気入れ穴にあてがうが・・・はいらない。
「入らないっす」
「そのバイク、どうやって空気入れるの?」
「さぁ?(^^;」
「ハハハ・・・、じゃぁ空気圧下げられないね。そのまま走りな。」

あきれた顔で笑うS氏。
まぁ、アレですよ、中途半端に空気抜けてるんで、ダイジョウブでしょう。
(・・・というか、走って分かったのは、空気圧以前にデュアルパーパスタイヤはオフロードでは無意味と言うこと)

S氏の装備を見ると、靴はいつもの安全靴(鉄板入り)。上半身には胸と背中と肩を守るプロテクターを着込んでいた。
そこまでするもんなんだぁ・・・。
一応、オレのライジャケには、肩肘背中にクッションが入っている。
膝はプロテクターを着けてきた。
肘用も持ってきたのだが、ジャケットを着ているあいだは必要なさそうなので荷物と一緒に置いておくことにした。
N嬢も何か持ってきたようだったが、つけるつもりは無いみたい。
・・・つぅか、目がきらきらしてて、もう走る気満々って感じだった。(^w^;




準備を終え、さっそく走り出すS氏。
オレは手首の痛みが酷かったので、様子を見ながらボチボチと。

三人でかわるがわる走る。
ぐるぐるぐるぐるぐる・・・・。


スーパーシェルパとN嬢。
メットがカッコイイ。


オレとS氏。

先ほどの質問「コーナリングの時、なぜ内側の足を出すか?」に対するS氏の答えを参考に、内側の足を出したら、地面とステップで踵を挟んでしまった。
捻挫したりするほどではなかったが、痛い・・・くそう、やっぱり出す意味が分からない!!(><)
しかし、前日のオーダーに従い、足首まで隠れるブーツを履いていたため、大分痛みは軽減されたように思う。
踵周りが厚手でクッション性があったのもよかったかも。
ありがとう、S氏! ありがとうTACブーツ!

その後、グルグル回って身体もほぐれたところで、隣の草むらコースへ。
生い茂った草の中に、道が出来ているだけの、超自然コース。

S氏を先頭にし、N嬢、オレとつづく。
先ほどまでの、ボコボコ荒れ地より大分走りやすい。
道がまるでレールのようにできているので、円を描いて走るのが容易なのだ。

しかしやはり、完全なモトクロスタイヤのS氏にくらべ、デュアルパーパスタイヤのN嬢&オレは四苦八苦。
とくにN嬢は、バイクの大きさや重さもあり、けっこう厳しい感じ。

草の中を縫うように走る三人。
先頭がS氏、次がN嬢、最後尾がオレ。
N嬢のシェルパもデュアルパーパスタイヤなので、路面のグリップが甘く、スピードが上げられない様子。
S氏は後ろ二人を気遣ってか、それなりにスローペース。
オレの方は、RTの軽さも手伝って、慣れてくるとそれなりに走れるようになってきた(それでもちょっとスピードを上げると外側に飛び出しそうになるが)。
走っていると、N嬢に追いつきすぎ、オレがN嬢を煽ってるような状況になってしまう。

全員のスピードそのものが遅いので、オレの考えが甘くなってしまっている。とオレは気づいた。
いくらなんでも近づきすぎ。これじゃN嬢に何かあったときに追突してしまいそうだ。
それに、もうちょっとスピード出さないと面白くない・・・と思い、スピードを落としてN嬢から少し離れることにした。
N嬢の姿が見えなくなったところで、再加速・・・うっひょう〜〜〜楽しいぃ〜〜〜〜!!!と思っていると、目の前にS氏が?!
アレ??? 逆走ですか?!?!?
「もう! ナニやってんだ! 真ん中走ってこないと、ダメじゃん!!(^"^;;」と怒られる。

そう、このコース、外周がオーバルになっていて、真ん中にX字路があるような構造なのだ。
S氏は、右回りを何周か走ったので、X字路を使って逆回りにコースを換えていたのであった。
(図参照)


1.紺色の矢印=スピードを落として二人から離れたオレ。
 水色の矢印=S氏&N嬢。二人は右回りから左回りへとコースを変更するため、X字路に進入。
2.オレはそのままのコースを進行。スピードを上げても二人の姿が見えないので不審がる。
3.その後、草の向こうに二人の姿が見えたので減速〜停止。
 二人はコース外にバイクを逃し、S氏はオレに注意。

「ちゃんと真ん中走ってこなかったらダメじゃん、反対方向に回ろうとする意志を汲み取れよ〜・・・」みたいに言われたが、二人が進路変更する姿を見ていなかったオレは何のことか分からなかった。
と言うわけで、あのときこういうことが起こったのは、上のような事実があったからなので、オレが悪いのではないのです。ハイ。

その後も、しばらくこのコースを走り続ける。
真ん中の十字路も使い、右に回ったり、左に回ったり・・・。

その時もオレは最後尾を走っていて、先頭のS氏が深い泥にリアを滑らせたのを見て「あ、あそこ通っちゃダメだ・・・」と思った。
まさにその瞬間、N嬢が吸い込まれるようにそのコースへ・・・、シェルパのリアタイヤがヌロリっと左へ逃げ、そのままバイクが右へ転倒。
N嬢は、草むらにボサッと倒れ込むカタチになった。

バイクを停め、すぐにかけよってみると、本人およびバイクともに軽傷で済んだ様子。
S氏もあわてて近寄る。

オレが手伝おうとすると「ダイジョウブっす!(汗っ」と遮るN嬢、一人でサクっとシェルパを起こす。
なにこの子、チッチャイのに、な、なんか、スゲェ・・・慣れてる感じ・・・。(^^;


本人はふくらはぎをすりむき、シェルパはハンドルガードがハンドルに食い込むカタチになってしまい、アクセルが戻らなくなってしまった。



N嬢のシェルパのリアタイヤが滑った跡。


ハンドルガードをとめているネジが6角ネジのため、6角レンチを持ってないかと探る二人。


オレはヒマだったので、自分のRT撮ったり。


RTなめのCRM80撮ったり。

こうやって、改めて写真で見ると、泥の深さが伺える。
これ、実際に現場で、生の目でみるとここまで湿っているようには見えないから不思議。
そして、なにげに泥が深いコースを避けているオレ。ウン、狡賢い感じ。(w


けっきょく6角レンチはみつからず、手持ちの工具でビスをゆるめるのは無理!ということになった。
S氏がN嬢に、「方法は二つ! ペンチで強引に6角ネジをゆるめるか? もしくはラバーのエンドを切るか! このどっちか!」と言う。
N嬢はアッサリ「じゃぁ、グリップエンド切ってください」と答えた。
さすが、漢・カワサキ乗り!

N嬢の返答を聞き、サクサクとハンドル右側のグリップエンドをカットするS氏。
切り終わると、確かにアクセルの戻りは大分ましな感じにはなった。
するとN嬢「反対側もお願いします。」って、・・・え?!
「片側だけだと、なんか、いかにも応急処置シマしターってかんじで・・・両方なら、わざと、こう・・・なんかこだわってるような感じが・・・シンメトリーが美しいし・・・」。
いや、N嬢よ、気持ちはわかるが・・・。

それをうけてS氏「頼まれれば、切りますよ」とニヤニヤ。
「お願いします。」
サクサクと反対側のグリップエンドも切り落とされ、二本のゴムリングが完成。

あなたがくれた、このリング、哀しみのグリップエンド・・・。


その後、N嬢のふくらはぎに絆創膏を貼り、再スタート。
オレは初めてのツーリング以来、バッグに絆創膏を入れ続けていたが、この日やっと必要になった。
やはり、何にしても無いよりは有る方が良いな、と実感。

しばらくしてからまたコースを移動。
4〜500mほどの砂地直線路を使って移動したのだが、爽快に走るS氏とは裏腹に、デュアルパーパス組みはソロソロ走行。
そうやって到着したのは砂地コース。


嬉々として砂を掻き上げ走り抜けるS氏。



こけるS氏。


それにしても楽しそう。


せっかくなので記念撮影。
夕方のように見えるけど、明け方です。


RTにも乗りたいというので、貸して上げました。


好き勝手に走るS氏。


RTで走り抜けるS氏。
さすがにこのタイヤでは無理もできないのか、おとなしい感じ・・・。



頭に葉っぱが生えたS氏。



RTを降りたS氏は、このバイク小せぇ! 身動き取れない!!との短いインプレをくださいました。
はいはい、すみません。


S氏に「走ってみたら?」と言われ、RTで挑戦。




・・・したら、見事にこけた。





何度キックを蹴ってもエンジンがかからない。
S氏いわく、「キャブがオーバーフローしちゃってプラグが湿ってるからエンジンがかからないんだよ。アクセル全開のまま何度かキックを蹴ってみて、それから普通にキック蹴って」とのこと。
で、その通りやってみたつもりだったが、まったくダメ・・・。orz
そもそも構造も分かってなければ、なぜこけたらプラグが湿るのも分からないし、処置法の意味も分からなかった。
まぁ、こういう時のためにS氏がいるわけですから、サクサクっとエンジンかけてもらいました。


S氏が存分に走った後、元のコースへ戻ることに。
元来た道を戻るワケなのだが、S氏「もう道も分かっただろう。一本道だし。」とばかりにオレ達を置き去りに。(笑

ほどなく、最初の場所へ戻り、練習続行。


S氏のCRM80を借りてさっそうと走るN嬢。
そのイカすファッションと雰囲気が相まって、なんかHONDAのTVCMみたい。(w





オレもCRMを借りて走行。

我流で何周か走っているとS氏から手招きが。
「もっと、前に座って。そしてコーナーではバイクをもっと内側に倒して、その時、座るのはココ(倒した方向と反対側の角)、で、こっち側の膝で思いっきりタンクを押さえつける感じに、ハンドルは思いっきり身体に引きつける感じで・・・じゃ、やってみて」
はい、はい・・・と頷き、やってみる。

数回繰り返すと、感じが分かってきた。

これをするうち、やっと足を出す「気持ち」が分かった。
前に出す以外、 足の行き場がないのだ。


ウニニ〜〜〜ときて、ヒョイと・・・。

こうしないと、つま先をこすってしまう。
だから、前に出す。

しかし、オレは素人なので、一度、足を着いたらそのまま土にもっていかれ、股関節がおかしくなりそうになったり・・・。
真似する場合は自己責任で。


それにしても楽しいCRMでのオフロード練習。




オレはそろそろ手首もヤバイ感じだったので、ここでほぼ終了。
眠さもあって、口数も減ってみたり・・・。(笑

N嬢がCRMでグルグル走るのを撮影してました。






いやぁ、楽しそう。
顔がもろニヤけてるし。(w


そうこうするうちに時間は午前7時。
みんなでチェーンを磨き、チェーンオイルを挿してから帰ることに。

S氏が「朝飯でもどう? ファミレスで反省会。(w」というので、8時には帰るとニョウボに言ってあったオレは「15分ならつき合います」と答えた。
「そんなんダメ。行くんならとことんつき合うんだよ。(ww」
はいはい。


というわけで、ファミレス到着。
現場からけっこう遠かった・・・。




水分補給したり、排水したり、汚れを落としたり、栄養を補給したり、親睦を深めたりしたあと、解散。
S氏は今来たルートを北上。
オレとN嬢は、逆方向へ。


これから銀行でも襲おうというのですか???(w


S氏とは、ここで別れ、N嬢としばらく走った後、自宅付近でお別れ。
いやぁ、楽しかった。

オフロード、また行きたい。
つぅか、今すぐCRM80が欲しい・・・。


教訓1:3時に起きるなら9時には寝たい。
教訓2:あそこでオフ遊びの時は、リュックでよい。
教訓3:絆創膏、やっと役に立った。備えあれば憂いなし。
教訓4:ブーツなど、身体を守るアイテムは必須。


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